【Vol.107】 働き方改革とドラッカー ~働き方改革をどのように進めるか~
上場企業301社の7割超が、長時間労働の是正を
働き方改革の最優先課題としている。
(2017/1/10 日本経済新聞社と日経リサーチの調査より)
記事を読んでいて驚いたことは、国や企業側、正社員、
それぞれの考え方や想いが異なるようで、
それぞれのフォーカス、優先順位が少し違うことでした。
電通や三菱電機、関西電力が紙上で取り上げられていましたが、
この働き方改革は、決して大手上場企業だけの話ではありません。
中小零細企業は、人的リソースが少ない分、
常に生産性を高める努力をしながら、
企業価値を高めていくことが求められています。
今年の旬なテーマである働き方改革。
・長時間労働の是正
・女性の活躍
・賃金引き上げ
上記の3つのテーマに絞って考えた場合、
この働き方改革の本質のテーマは何なのか?
鳥の目で全体を俯瞰した場合、
経営者の主体的、かつ積極的なスポンサーシップのもとで、
戦略的人事部と経営管理者は、
組織全体で何に取り組んでいくべきなのか?
ドラッカーのマネジメントの基本と原則と、
上記3つのテーマを照らし合わると、
少なくとも以下の内容、基本と原則が関連してきます。
(順不同)
・経営者は経営しなければならない
・マネジメントを学ぶ
・挑戦できる仕事
・権限委譲
・新たに貢献できること
・最高に貢献できること
・何をもって憶えられたいか
・学習する組織をつくる
・経営者としての仕事の再設計
・ドラッカー5つの質問
- われわれの使命は何か
- われわれの顧客は誰か
- 顧客にとっての価値は何か
- われわれの成果は何か
- われわれの計画は何か
・われわれは何を廃棄すべきか
・イノベーションで成功するには
・仕事の生産性を高めるには
・われわれの組織体制はどうあるべきか
・強みと貢献
・上司をマネジメントする
・部門間コミュニケーション
・意思決定のステップ
・問題の本質を考える
・リーダーシップとチームワーク etc.
次回以降は、働き方改革 3つのテーマに絞り、
「ドラッカーに学ぶ 働き方改革」について、
ポイントを絞って、お話をしていきたいと思います。