【Vol.124】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ④~
仕事を通じて働く人たちを生かすこと。
全員を貢献者にすること。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
全員を貢献者にするとは、働いている社員やスタッフの人たちが、
・貢献できていると思える状態
・仕事の成果から満足を得られる状態
それが、全員を貢献者にするということです。
知識社会におけるマネジメント上の課題は、
知識労働者の生産性向上です。
それを、どのように高めるか?
働き方改革においても、大きなテーマになります。
わが社において、貢献をできているとは思えない、
仕事の成果から満足を得られる状態ではないというような、
そういう社員やスタッフがいたとしたら、
おそらくモチベーションも高くはなく、
生産性が高い状態で仕事ができているとは、
とても言い難いのではないかと、そのように感じます。
ましてや、社員の方々が長時間労働で働いている組織、
残業代の未払いがある組織、わが社が原因で、
社員やスタッフがメンタルの問題を抱え、休職をしている組織、
あるいは、ハラスメントが起きているなど、
自分の組織において、そういうことが起きているとすれば、
それは、仕事を通じて働く人たちを生かすということが、
できていないと言っても、過言ではありません。
それは、経営者としての役割を果たせていないことを意味し、
経営者が経営をできてない状態です。
仕事を通じて、働く人たちを生かせていますか?
経営者の皆さん、全員を貢献者にできていますか?
「経営者のマネジメント力向上が重要課題である。」
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
的を射た、とっても重いドラッカーの言葉だと思います。