【Vol.125】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑤~

人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにし、
人が共同で成果を上げられるようにすること。

ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。

これは、経営者として、大切な仕事の1つです。

例えば、社内において、

好き/得意なことを10発揮できて、苦手/不得意なことが-5あり、
トータルで5の力を発揮することができるAさん、
そして、好き/得意なことを20発揮できて、苦手/不得意なことが-10あり、
トータルで10の力を発揮することができるBさんがいるとします。

ばらばらに働くと、15の力で働くことになりますが、
AさんとBさんが共に、それぞれの弱みをカバーし合い、
それぞれが強みを発揮し、トータルで30の力を発揮していく。

経営管理者であるリーダーが、そういうふうに、
人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにする。
それぞれの強みを伸ばして、弱みを見えなくし、
共同で成果を上げられるような組織作りを行っていくことが
とても重要になります。

こういう取り組みをできていない部門が、たくさんあればあるほど、
組織全体の生産性は低く、パフォーマンスも低空飛行で、
成果が思うように上がらない状況に陥っているかもしれません。

常に強みを考えないといけない。
そして、全員を貢献者にすること。

ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。

仕事を通じて働く人たちを生かすこと。
経営者が、強みをいかして貢献する組織を
全社的な取り組みとして作り上げていくこと。

それが、経営者の大切な仕事です。

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