【Vol.126】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑥~

マーケティングとイノベーションによって顧客を創造すること。
経営者の仕事として、それができたかどうかが問われる。

ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。

ただただ、安易に顧客を増やしていけばよい、
売上を上げていけばよいという話ではなく、
ドラッカーのマネジメントの基本と原則に基づいた
「マーケティング」「イノベーション」によって、
顧客を創造できたかどうか。

それが、経営者としての仕事の1つであるということです。

マーケティングとは、顧客からスタートすること。
そして、自然と買っていってくれる状態、おのずと売れる状態である。
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、
製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。

イノベーションとは、以下の3つに取り組んでいくこと。

・顧客にとっての価値は何か?
・古いものを廃棄して、新しいものを取り入れる
・イノベーションの機会の見つけ方 7つに取り組む

顧客を創造するというのは、言い換えると、
使命を果たすことであり、それは、事業の目的でもあります。

社会は何を求めているのか?

わが社は何に応えていくのか?

それは、強みや卓越性を活かして、社会の問題を解決している状態、
顧客の欲求や価値を満たしている状態。
それが、顧客を創造するということである。

ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。

マーケティングとイノベーションによって顧客を創造する。

これができている組織、この3つの一貫性が取れている組織というのは、
組織としてのミッションや方向性、大切にすべき価値観、
部門として、個人として、なされるべきことが明確になっており、
また、

人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにし、
人が共同で成果をあげられるようにすること。
全員を貢献者にするということ。

それが、組織レベルにおいて、できている状態でもあり、
そういう組織というのは、生産性が高く保たれているように感じます。

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