【Vol.127】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑦~
昨日を陳腐化させ、明日を創り上げること。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
昨日を陳腐化させるとは、どういうことかと言うと、
古い事業をやめるということです。
古い事業をやめる経営者の意思決定、
それをできるかどうか?
経営者は、それを問われます。
そしてドラッカーは、続けて、次のように言っています。
経営者の仕事とは、組織の資源と労力を、最大の機会、
最大の成果の上がる分野に適切に配分することである。
これは、経営者や経営チームでないとできない仕事です。
なぜ、この2つが働き方改革において重要なのか?
業績が大きく落ち込んできている事業に人を投資して、
本当に期待以上の成果が上がるのか?
それに携わっている人たちの生産性は、本当に高いのかどうか?
組織全体で見たときも、その古い事業を継続することは、
本当に生産性が高い取り組みと言えるのかどうか?
経営者は、よく考えないといけません。
そういう意味において、
組織の資源と労力を、最大の機会、最大の成果の上がる分野に
適切に配分ができているのかどうか?
「明日を創り上げる」という取り組みを、できているのかどうか?
経営者の手腕が問われています。