【Vol.134】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑭~
知識社会におけるマネジメント上の課題のもう1つは、
指示命令ではなく、方向づけによるリーダーシップである。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
方向づけによるリーダーシップ。
それをどこから導き出していけばいいのか?
使命から引き出していく。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
方向づけによるリーダーシップで、社員やスタッフが向いている
方向のベクトルを揃えていくこと。
私たちは、何のために仕事をしているのか?
どんな想いで、この仕事をしているのか?
なぜ、私たちの仕事は大切なのか?
その仕事の価値を感じてもらうこと。
それが、とても大切になってきます。
この知識社会におけるマネジメント上の課題を
乗り越えていくために、どうすればいいのか?
経営者は、マネジメントを体系的に学ばなければならない。
そのように言われています。
では、何から学んだら体系的に学べるのか?
その第1歩は、ドラッカー5つの質問に対する答えを形成していくこと。
・われわれの使命(事業)は何か?
・われわれの顧客は誰か?
・顧客にとっての価値は何か?
・われわれの成果は何か?
・われわれの計画は何か?
そこからスタートです。
それぞれの深い問いを理解し、答えられるようになること。
真剣に考えて、答えていくこと。
そうすることにより、事業の骨格ができる。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
経営者がしっかり学び、学習する組織をつくっていくことによって、
組織の生産性が大きく変わってくるのです。
経営者が真剣に、真摯に組織を良くする取り組みを
重ねていくと、数字はあとから自然とついてきます。