【Vol.140】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑳~
働き方改革、経営者自らの生産性を高めていくため、
そして企業を成長させていくために、経営者がなすべきことは、
チームで経営をする意思決定をすること。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
そして、経営幹部がなすべきこともあり、それは3つあります。
1つ目は、全社的視点で考えることです。
幹部として、自らも事業部の責任を負っているので、その事業部門の
目標達成と利益の追求にフォーカスをしてしまいがちですが、
経営幹部として、会社全体を第一に考えることが求められます。
2つ目は、経営のプロとしての知識、スキルをもつことです。
どの程度の知識やスキルが必要かと言うと、
他の会社に行っても、経営できるぐらいの知識やスキルが必要である。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
3つ目は、自分の考えを述べることです。
最終的な意志決定は、経営者や役員会になるかもしれませんが、
情報を提供したり、助言をしたり、意見を述べることで、
会社組織としての最善の意思決定がなされていきます。
そういう意味において、経営幹部が自分の考えを述べあい、
正しい意思決定をしていくことで、組織全体においても、
無駄のない動きが実現されていくようになります。