【Vol.188】 ドラッカーに学ぶ リーダーシップ ~一流のリーダーに共通する働き方~
自己点検を怠らない。
一流のリーダーに共通するワークスタイル、
9番目の基本と原則になります。
一流のリーダーは、自己点検を怠らない。
リフレクション(反省、振り返り、熟考)を行うこと。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
私たちリーダーは、問題の対処に追われ、
日々の業務に追われ、あっという間に時間が過ぎていきます。
その忙しさに流されてしまうことも、多々あるかもしれません。
我が社の業績を四半期ごとに振り返るように、
私たち組織のリーダーも、その時に同時に、
真剣に、じっくり考える。
内省する、自分と向かい合う。
そういう時間をつくることが大切です。
何のために自己点検をおこなうのか?
それは、リーダーとしてのパフォーマンスをチェックし、
改善し、より良いアクションを取っていくことにより、
組織のパフォーマンスを高め、目標を達成するためです。
そして、自分たちの使命を果たしていくためです。
・良かったことは何か?
・うまくいったことは何か?
・さらにうまくやるためには何がなされるべきか?
・うまくいかなかったことは何か?
・何を改善すればいいか?
車の車検と同じです。
自分という車の悪いところがないかをチェックをし、
変えるべきものは変え、できるだけ無駄なく、
効率的に目的地にたどり着くためです。
成果は私たちリーダーの責任です。
問題はたくさんあります。
その原因はどこにあるのか?
組織において、問題が生じているときの原因ですが、
その原因をリーダー以外に見つけようとすれば、
いくらでも見つかります。
組織の成果が上がるか、上がらないかは、
すべて私たちリーダー次第です。
2-3、裏切られるかもしれませんが、
「社員は自分の鏡である」
自分がそうさせてしまっているんだ。
自分に原因があったんじゃないか?
やり方をどう変えればいいんだろう?
そういうふうに、自分に矢印を返さないといけない。
まだまだマネジメントができていなかったな・・・と、
そう振り返りつつ、リーダーシップを高めていかないといけない。
そのように言われています。
自己点検を怠らないこと。
繰り返しになりますが、この一流のリーダーに共通する
リーダーの働き方について、ドラッカーは、次のように述べています。
明日からやろうと思ったら、誰でもできる。
本人の意志の問題である。
リーダーシップは学び取れる。
継続していくことにより、自分が考える、
理想とするリーダー像に近づいていく。