【Vol.40】 経営者としての仕事を再設計する
どうすれば最大の貢献ができるか?
私たち経営者は、少なくても年に1度はどうすれば最大の貢献ができるかを
自身に問いかけていかないといけません。
経営者としての仕事がどれだけできているのか?
仕事はたくさんありますが、代表的な大きな仕事としましては、
・マーケティングとイノベーションによって顧客を創造すること
・昨日を陳腐化させ、明日を創り上げていくこと
・人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにし、人が共同で成果を上げられるようにすること
・ドラッカー5つの質問に答えること
・トップマネジメントチームを作り上げること
などがあげられます。
使命の実現のために、自分はどのような貢献をなすべきなのか?
貢献すべき仕事に重点をおき、経営者である自分だけができる仕事は何か?
新たに貢献すべきことのために、仕事を再設計していくことが大切です。
現在の仕事が100、新たに貢献すべきことが20あるとすれば、
そのまま足すと120になり、オーバーフローになってしまいます。
まずは、100を理解するところから始め、
・明日を創るための仕事
・現在の仕事
・過去の仕事
・廃棄してもいい仕事
・権限委譲できる仕事
そのような視点から100を80に減らしていくことができれば、
新たに貢献すべきことを取り入れることができるようになります。
そしてもう1つ大切なことは、新たに貢献をすべきことを取り込んでいくために、
時間の使い方を見直していかないといけません。
自分の時間が何に使われているのかを記録し、チェックをしてみることにより、
自由にできるわずかな時間を管理していくことが重要になります。
経営者は、いざという時に時間が取れるように、理想は50%の時間を確保すること。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
次回からは、ドラッカー5つの質問の最初の問い、
「われわれの使命は何か」
について、書き始めていきたいと思います。