【Vol.53】 成功している企業や組織の使命の事例 ①

企業、組織によって使命(ミッション)の表現の仕方はさまざまです。
使命(ミッション)に加え、価値観や信条、行動指針として情報を補い、
公表をしている企業もあります。

例えば、スターバックスが掲げているミッションは、
わかりやすい事例の1つです。

人々の心を豊かで活力あるものにするために
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから

上記のミッションに付け加え、

・Our Coffee
・Our Partners
・Our Customers
・Our Stores
・Our Neighborhood
・Our Shareholders

これらすべての価値観・信条を大切にしていくことによって、
結果、株主へも成功を分かち合っていく。
そのような表現をされています。

顧客にどうあってほしいか?

そういう視点で現在のミッションを考え、

人々の心を豊かで活力あるものにするために

というミッションと、

心から接すれば、ほんの一瞬であってもお客様とつながり、
笑顔を交わし、感動経験をもたらすことができます。
完璧なコーヒーの提供はもちろん、
それ以上に人と人とのつながりを大切にします。

とあるように、Our Customersに対して、どういうことを大切にしていくのか
補足説明がなされています。

そして最後に、次の言葉が添えられています。

これからも、いつまでも。

http://www.starbucks.co.jp/company/mission.html

スターバックスの以前の使命について、スターバックス成功物語では、
次のように表現がされています。

最高級コーヒーの世界一の供給者になると同時に、
我々の主義・信条において
決して妥協することなく成長すること。

当時は、

自分たちはどうありたいか?

そのような視点でのミッションと、6つの信条で、
会社の運営をされていたようですが、近年見直しをされ、
現在のミッションになっているようです。

組織の使命も、価値観も、定期的に見直しをすることは大切です。
使命が達成されるとともに、新たな使命が生まれてくるでしょうし、
世の中の変化のスピードが速い分、掲げている使命や価値観が
現状にそぐわなくなってくることもあるからです。

【読者の皆さまへ】

明けましておめでとうございます。
今年もドラッカーのマネジメントの基本と原則をベースに、
週に1度、ブログを書いていく予定です。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

中平 次郎

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