【Vol.106】 なぜ売れない?売れない理由とは?!
不合理に見える顧客の行動は何か、顧客を観察しなければならない。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
「合理的に考えると、わが社の商品・サービスが売れて当然なんだけどなぁ・・・」
経営者なら、そのように思うことがあるかもしれません。
しかし現実は、ロジカルに説明をすれば、
商品・サービスが売れるというふうに、
そう単純にはいきません。
なぜ、その商品・サービスがいいのか?
なぜ、あなたから買うのか?
なぜ、今買わないといけないのか?
とにかく、理由、根拠を求める人もいれば、
そこには明確な理由や根拠がなく、
「ピンときたから」
というふうに、感性が研ぎ澄まされていて、
直感で購入を決める人もいます。
もちろん、論理的に説明を聞いたうえで、
購入の判断をする人もいるでしょう。
わが社の商品・サービスを必要としているけど、
何らかの制限があって、1歩踏み出せないという人も、
少なからずいると思います。
売り手側からすると、
「なぜ売れないのだろう?」
「理解できない、納得できないなぁ・・・」
と、そのように思うこともあるでしょう。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、
もう少し顧客を観察するように言われています。
そのための問いとは、
顧客の現実でありながら、わが社に見えていないものは何か。
2017年も、まだ始まったばかりです。
2016年を振り返りながら、
・2017年、どのような1年にしたいのか?
・どうなりたいのか?
・どうありたいのか?
じっくり問いかけながら、大きなピクチャーを
描いていっていただければと思います。