【Vol.122】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ②~
長時間労働や、それに伴うメンタルヘルスの問題と未払い残業、
職場におけるハラスメントなど、そういうことが、わが社の社内で
起きているということ自体、経営者が経営をできていない状態です。
何ができていて、何ができていないのか?
それをわかっていないといけない。
それを言える状態が経営をできている状態である。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
上記のような問題が起きていること自体、
知らなかったというのも問題ですし、
知っていたにもかかわらず、
対策を何も打てていなかったというのも、
経営トップとして責任問題になります。
そういう意味においても、
マネジメント力があるか、ないかで、
成果が異なってきます。
マネジメント力の差が大きな違いを生む。
経営者のマネジメント力向上が重要課題である。
成果は経営者の責任。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように、はっきりと言い切っています。
組織の規模が大きくなればなるほど、
問題はたくさんあるかもしれません。
組織において、問題が生じているとき、
その原因はどこにあるのか?
担当役員や、その管理職が悪いのか?
それとも社員が悪いのか?
問題の原因を経営者以外に見つけようとすれば、
いくらでも見つかります。
繰り返しますが、組織の成果が上がるか、
上がらないかは、すべて経営者次第です。
2, 3度、裏切られることがあるかもしれませんが、
「社員は自分の鏡である」
自分がそうさせてしまっているんだ。
自分に原因があったのではないか?
経営のやり方をどう変えればいいのだろう?
そういうふうに、自分に矢印を返さないといけません。
いかにでも、成果を上げやすい、いい状態を作っていけます。
まだまだ経営ができていなかったな・・・と、そう振り返りつつ、
私たち経営者は、マネジメント力をつけていかないといけません。