【Vol.123】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ③~
自らの組織に特有の使命を果たすこと。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
これは、経営者の役割の1つでもあります。
「特有の使命を果たす」とは、どういうことかと言うと、
今、社会は何を求めているのか?
自分たちは強みを活かして、何に応えていくのか?
ということです。
自らの組織に特有の使命を果たすことにより、
経済的成果を出していくこと。
そして次の社会に、どのように貢献をしていくのか?
それが問われています。
経済的成果を出していくというのは、
使命を果たして、売上・利益が上がっている状態、
社会に貢献できている状態。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
例えば、長年継続をしている事業があって、
その事業が近年、大幅に落ち込み、赤字が続いているにもかかわらず、
それを回復すべく、そこにリソース(資源)を投資して、
わが社の大切な社員のメンバーが、長時間労働をしており、
それが常態化しているということが起きていませんか?
もし、そうであるとすれば、経営者として、経営ができていない状態、
経営者としての役割を、十分果たせていない状態です。
そしてそれは、言うまでもなく、
自らの組織に特有の使命を果たすということが
できていない状況であり、社会は何を求めているのかという問いと、
自分たちがやっていることに、すでにズレが生じており、
そのことに、経営者自身が、まだ気がついていない状態なのかもしれません。
世の中の変化が早く、変化が常に起きている時代です。
だから、イノベーション能力が、より一層問われる時代でもあります。
変化はコントロールできない。
できることは、その先頭に立つことだけである。
自ら変化を創り出すこと。
自ら変化を起こすこと。
そのために私たち経営者は、
マネジメント力をつけていかないといけない。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。