【Vol.135】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑮~
組織全体の生産性を高めていくために、人材育成は欠かせません。
人を育てる最高の道具は「仕事」である。
「挑戦できる仕事」が人を育てる。
「挑戦できる仕事」があって、初めて人が成長できる。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
私たちは、私たち自身の存在価値を高めるために、
トップから新入社員まで、
・「新たに貢献できること」
・「最高に貢献できること」
それを毎年考えないといけない。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
組織のミッションと、個人のミッションを踏まえ、
「貢献すべき仕事」と「挑戦的な仕事」を考えていきます。
そして、知識やスキルを学ぶことを仕事の中に組み込み、
自分の強みを発揮して、最高に貢献するために、
何がなされるべきなのか?
一人ひとりが考えて、組織全体のパフォーマンスを上げていくのです。
そのようなことを踏まえて、
・部門の目標はどうあるべきか?
・上司は何をするべきか?
みんなで考えていきます。
やらないといけない義務と、やりたいことが一致していると幸せ。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
日本において、やりがいを感じ、日々楽しく働いている人は、
7%しかいないと言われています。
これでは生産性は高まりませんし、トップマネジメントが期待する成果が
なかなか上がりづらいように感じます。
経営者を含め、組織全体でのリーダーシップとチームワークが、
より一層求められているように思います。