【Vol.137】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑰~
働き方改革において、組織の生産性を高めていくにあたり、
学習する組織をつくることが重要な取り組みの1つになります。
仕事のチームは、学習のチームでもなければならない。
共に学び、教え合うチームをつくること。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
私のクライアントでも、コンサルタント同士が教え合ったり、
現場のメンバーが、事務スタッフに教えるなど、
役割という制限を超えて、組織の中で教え合うということを
実践されている組織もあります。
当然ながら、経営者や役員の方々が、現場スタッフから
学ぶということもでてきます。
大切なのは、経営者が、
「共に学ぶ、教え合うチームをつくる」
という、そういう企業文化や風土を醸成していく取り組みを
しているかどうか、そういう意思決定をできるかどうかです。
教える組織をつくること。
そういう仕組みをつくること。
人材開発部に任せたり、頼りっぱなしにするだけではなく、
自分の部門においても、共に学び、教え合う組織を
つくっていくことをお勧めします。
一流の組織と凡庸な組織の違いは何か?
一流の組織とは、学習している組織で、明るい。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。