【Vol.170】 ドラッカーに学ぶ 役員メンバーのチームワークとは?
働き方改革。
先月より清和会が発行する「先見経済」にて連載をしています。
役員メンバーが集まり、ディスカッションをし、
迅速な意思決定をおこなっていく役員会。
その経営チームにおいても、生産性が高い仕事をする、
そういうチームワークがとても大切になります。
「同じ省庁であっても、それぞれの役割と責任の違いから、
環境省と経産省はぶつかり合うこともある。」
山本 公一前環境大臣は、ある講演会にて、
そのようにおっしゃっていました。
政治の世界、霞が関での話ではありますが、
ビジネスにおける役員会でも同じです。
ミッションや役割に基づき、考え方や価値観も異なり、
お互い、衝突するこが多々あるかもしれません。
役員チームにおけるチームワークとは何か。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、次のように言われています。
経営チームのメンバーはその担当分野において、
最終的な決定権を持たなければならない。
経営チームのメンバーは、担当外の問題について、
決定を下してはならない。
経営チームの会議室の中では徹底的に討議し、
会議室の外では、互いのことをとやかく言ったり、
批判したり、けなしたりしてはならない。
食ってかからない、けんか腰にならないこと。
もし対立した際は、まず上司と話してもらうこと。
そして、徹底的に討議するとは、信頼関係のもとで、
けんかをするぐらい話し合うこと。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。