【Vol.184】 ドラッカーに学ぶ リーダーシップ ~一流のリーダーに共通する働き方~

(部下の弱みに目を向けるのではなく)部下の強みを最大限に生かす

一流のリーダーに共通するワークスタイル、
5番目の基本と原則になります。

先週に引き続き、強みと貢献に関わる重要テーマの1つです。
前回はリーダーとして、自分自身の強みを基盤とし、
自分に何ができるかを考えることでした。
今回は働く人たち、自分の部下に関わることです。

優秀なリーダーほど、
大きなプレッシャーを受けているリーダーほど、
本来のあるべき姿と部下の方のギャップがはっきりと見え、
部下の足りないところや、弱みに目や意識を向け、
つい部下に感情をぶつけてしまうというような、
そういう傾向があるかもしれません。

繰り返しお伝えしてきましたが、

人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにし、
人が共同で成果をあげられるようにすること。

このマネジメントの基本と原則は、経営者の仕事の1つであると、
ピーター.F.ドラッカーは言っています。

ドラッカーを学んでいる経営者は、
働く人たちの強みを発揮させ、
共同で成果をあげていくことを
組織に浸透させようとするので、
私たち、すべての経営管理者は、
部下の強みを最大限に生かすことを前提に、
組織のマネジメントをおこなっていかないといけません。

経営者を含め、私たち経営管理者も、
強み(得意)と弱み(苦手)があります。
改善も必要ですが、弱みばかりに目を向けて、
そこに時間と工数をかけるより、
強みを生かし、より一層伸ばしてもらうことに
フォーカスするほうが生産性はよく、
成果が上がりやすくなります。
そして、チーム内にてお互いに弱みをカバーすることが
できれば、その弱みは見えなくなります。

部下の弱みに目を向けるのではなく、
部下の強みを最大限に生かすこと。

ところでリーダーの皆さん、
自分の部下の強みを知っていますか?

自分の上司に同じ質問をされたら、答えられますか?

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