【Vol.200】 セルフマネジメントがより求められる時代へ

人生100年時代と言われるように、
メディカルサイエンス、バイオサイエンスと
その技術の進歩により、私たちの寿命が延び、
不摂生をしていないかぎりは100歳まで生きられる、
そういう時代がまもなくやってくるかもしれません。

定年も70歳まで延長され、独立しているビジネスオーナーや
個人事業主は、75-80歳まで仕事をしている、
そういう時代に変わっていくように思われます。

経営者を含め、私たち一人ひとりが一度立ち止まり、
自分がこの世を離れるまでの少し遠い先を見つめ、
ファイナンシャルプランニングをし、

自分自身の人生がどうありたいか。
自分にとって理想とする人生とはどういう人生なのか。

自身に問いかけながらイメージし、
想像を膨らませながら大きく描いてみる。
そして、大枠での方向性を明確にし、
細かいところは並走しながらでも、
自分が進みたい方向へ少しずつ舵を切っていく。

そういう「セルフマネジメント」
より重要になってきていると、そのように感じます。

まずは、

・自分の使命(ミッション)は何か
・理想のライフスタイル
・人生において大切にしたい価値観

この3つを大きな軸としたうえで、
ビジネスにおいて自らをマネジメントする力、
セルフマネジメントを、
各自がしっかりとおこなっていくことが
より求められているように感じます。

そのセルフマネジメントで必要な視点とは、

・自分の強みを知る(再確認する)
・自分のワークスタイルを理解する
・どうすれば最大の貢献ができるのかを考える
・仕事上の人間関係に責任を持つ
・第二の人生のための機会を広げる

この5つのテーマを掘り下げていきます。

第二の人生については、その人、その人によって、
捉え方が違ってもいいと思います。
例えば、転職、独立、定年など、その人によって、
大きな節目となるシーンはさまざまです。
自分自身のステージが変わるときと、
そう捉えることもできます。

職種を考えた場合でも、
例えば、私の知り合いの経営者の方は、

サラリーマン ⇒ コンサルタント ⇒ 経営者 ⇒ 投資家

そういうふうに、次のステージを描いている方もいます。

役職で考えた場合でも、例えば、

一般社員 ⇒ リーダー ⇒ 課長 ⇒ 部長 ⇒ 役員 ⇒ 社長 ⇒ 会長 ⇒ 顧問

シンプルに考えると、
そういうステップになるかもしれませんが、
スキップをして、リーダーから部長を目指してもいいし、
部長や支店長クラスであれば、企業勤めを卒業し、
自ら中小企業の経営者になる選択もできます。

事業承継において、後継者問題が社会問題となっており、
後継者が見つかっていない中小企業が
127万社あると言われています。(経産省試算)

私たち、40代、50代が活躍できる
大きなフィールドがここにあります。

「社長は無理だ、経験したことがないからできない、難しい」

そう思わないでください。
それは思い込みです、チャレンジは可能です。

マネジメントは才能ではなく、
学び取ることができるという認識が重要である。

ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。

ドラッカー氏が多くの企業やNPO法人をコンサルティング、
研究した結果、共通する原理を見出したのが
マネジメントの基本と原則の概念です。

その考え方を学び、
自分たちのビジネスに適用させながら実践をし、
業務のパフォーマンスを高める方法として
有効な策であると、そう位置づけられています。

マネジメントは、決して経営者だけが
おこなうものではありません。
すべての知識労働者が業務の生産性を向上するために、
それぞれの役割に応じて、
マネジメントを実践しなければなりません。

自分自身のステージを変えたいと思っている方は、
一度棚卸しをしてみて、セルフマネジメントを
おこなってみてはいかがでしょうか。

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