【Vol.19】 なぜドラッカーを学ぶのか?

私たち経営者は、意思決定後も、

「本当にこれでいいのか?」

「答えは1つではなく、よりよいものがあるのかもしれない」

と、売上や利益ばかりでなく、マーケティングや人に関わること、経営の仕組み、
経営トップとしての在り方など、私たち経営者というのは、悩みが尽きないかもしれません。

「どうするべきか・・・?」

大きな意思決定をする過程において、ドラッカーのマネジメントの基本と原則というのは、
私自身の仕事も心も支えてくれている、そういうふうに感じることがあります。

ドラッカーのマネジメントの基本と原則で大切なことは、体系的に学ぶことです。

なぜ、体系的に学ぶことが重要なのか?

私たち経営者は、全体を捉えて意思決定をしていかないといけないからです。

そして、もう1つ大切なことは、効果的に学ぶこと。
マネジメントの基本と原則を学びながら、テーマごとの引き出しを作っていき、
そこに新しい知識を入れていくことです。そして、繰り返しの思考と習慣にしていくために、
日々、マネジメントの基本と原則を意識しながら、我が社のビジネスに当てはめてみたり、
周りで起きている事象を考えてみたり、検証をしてみたりといった、
実践を通じて定着につながっていくように思います。

では、なぜドラッカーのマネジメントの基本と原則を学ぶことが大切なのか?

ピーター.F.ドラッカーは、経営学の第一人者であり、「マネジメントの父」と呼ばれています。
また、社会思想家でもあります。

「民営化」、「知識労働者」、「目標による管理」といった、代表的な概念や言葉を
創り出したのがドラッカー教授であり、米国クレアモント大学院で社会科学と
マネジメント理論を教えるかたわら、 経営コンサルタントとして、フォーチュン500社に
名を連ねるGEやIBMなどの大企業のほか、NPOや病院、 中堅・中小企業、大学、政府、
メジャーリーグベースボールなど、経営陣が抱える諸問題に50年以上も取り組んできた実績があります。

民間企業ばかりではなく、学校や病院、非営利組織などを含め、組織を経営、運営するにあたり、
経営者や組織のトップがぶつかる課題、問題は何なのか?

それらの共通事項を踏まえ、重要なこととしてまとめられているのが、ドラッカーの
マネジメントの基本と原則であり、テーマごとにある程度体系的にまとめられています。
その中で、マネジメントの基本とか本質原理・原則と呼ばれ、もっともコアとなる問いが、
ドラッカー「5つの質問」なのです。

私たち、経営者や経営幹部のメンバーが、ドラッカーのマネジメントの基本と原則を学ぶ目的は、
例えば、事業承継を見据えた次期社長を育成するためであったり、次の経営幹部を育成していくため
あったりしますが、ドラッカー「5つの質問」に基づくミッション経営を実践し、
我が社をマーケティングとイノベーション体質の組織に変革していくことにより、
将来にわたる成長基盤を築いていくために、学び続けている組織が多いように感じます。

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