【Vol.27】 マネジメントを学ぶ重要性
学んでいるかどうかで差が出る。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
なぜマネジメントを学ぶことが大切なのか?
例えば、AさんとBさんがいて、どちらが1週間後に見た目も素晴らしく、
美味しいパンを作れるか、競争をするとします。
もしAさんはパンを焼くプロセスを知っていて、Bさんは知らないのだとしたら、
知っているか、知らないかで成果に大きく差が出てくるであろうと思います。
つまり、基本的知識があるか、ないか。
私たち経営者やトップマネジメントチームは、それを問われています。
例えば、
「どうもCさんの生産性、パフォーマンスが低いなぁ~」
と感じたとき、経営者を含め、私たち組織におけるリーダーは、人のせいにしてしまう傾向があります。
「Cさんのスキル・能力が低いのかもしれない、研修を受けてもらおうか!」
そういうふうに考えがちかもしれませんが、
「人」と「仕事」をわけて考えないといけない。
仕事が生産的かどうかを、まず考えないといけない。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
例えば、PDCAがうまくまわっていない。
上場している立派な企業でも、PDCAをしっかり回すことができていないと、よく耳にします。
Planは立派なものができるんだけど、Doをやらないとか。
なぜ実行に移されないのかを考えたときに、
計画をすることと、実行をすること。
これが分離されているところから意識が低くなる、モチベーションが下がっている。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そう言われています。
ピーター.F.ドラッカーがクライアントに、
「マネジメント研修の効果が上がっているか?」
と尋ねたときに、9割がNoと答えました。
理由は、成果が上がっているかどうかが見えないと言ったそうです。
ドラッカーはその答えに対して、次のように言っています。
「それはたいした効果ではない。はっきり成果が上がらないといけない」