【Vol.52】 われわれの事業は何か ②
前回、2つ目の問いにいく前に、10の問いがあることを
お話させていただきました。
https://skylinecoaching.co.jp/blog/700
ドラッカーのマネジメントの基本と原則において、
それらの質問は、以下の4つの観点から経営環境の変化を確認し、
事業を見つめ直すことを意味しています。
・市場の潜在的な可能性と趨勢
※ 趨勢:物事がこれから先どうなっていくかという様子、成りいき
・経済の発展、流行や好みの変化、競争の変動による市場の変化
・イノベーションの可能性
・今日のサービスや製品によって満足させられていない顧客の欲求
そして、前回の全ての問いを踏まえ、2つ目の問いが以下の問いになります。
われわれの事業は何になるか
この問いは、現在の事業を修正し、拡張し、発展させるための問いです。
そして、最後3つ目の問いが、次の問いになります。
われわれの事業は何であるべきか
この問いは、われわれは何をこれからの事業とするべきか、
将来を見据えたうえで、わが社の事業を考えるための問いです。
現在の事業を全く別の事業に変えることによって、新しい機会を開拓し、
新しい事業を創造することができるかもしれません。
われわれは正しい事業にいるのか?
われわれの事業を変えるべきか?
いかなる企業、産業といえども、
「われわれの事業は何であるべきか」
との問いを発しなければ、重大な機会を失うことになる。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。