【Vol.78】 ビジネスの閉塞感を乗り越える
「我々の製品やサービスにできることはこれである」ではなく、
「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足はこれである」と言う
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足はこれである」と、
そのように言えますか?
この「顧客にとっての価値は何か?」
ドラッカー5つの質問の中でも、とても大きなテーマです。
例えば、AppleのiPhoneのように、
世の中にないものを創造することもあり、
それがイノベーションとなることがあります。
ダメなパターンは、顧客を決めて、その顧客にとっての
価値を考えないまま、商品・サービスにいってしまうことです。
顧客が求めている価値を真剣に考えていない。
そこには、聞かなくてもわかっているという思い込みがあり、
・どう売っていくのか?
・キャンペーンをやろう
・提案書を変えてみよう
そのようにやってしまいがちだと、ピーター.F.ドラッカーは言っています。
顧客のまだ満たされていない欲求は何か?
その顧客にとっての価値から、われわれの使命は何か?
という原点に戻り、商品・サービスを創っていくこと。
そして、その「使命」と「顧客」、「価値」の3つが
きちんと整合されているかどうか?
つながっているかどうか?
その3つに一貫性があることが大切であり、
一貫性が取れてから、ドラッカー5つの質問の
4番目の問いに取り組むことができる。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。