【Vol.81】 冨山和彦氏の講演とドラッカー ②
前回に引き続き、冨山氏のお話とドラッカーのマネジメントの基本と原則です。
2つ目は、冨山氏のお話にありました中小・中堅企業における新陳代謝や、
知恵が求められているというお話です。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則に当てはめると、
「イノベーションで成功するには」というテーマです。
現代は乱気流の時代、変化が常態の事態に入った。
変革の時代、変化をマネジメントする最善の方法は、
自ら変化を作り出すことである。
乱気流時代には、イノベーション能力が決定的に重要となる。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
イノベーションとは何か?
イノベーションとは、昨日の世界と縁を切り、明日を創造すること。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
どういうことかと言うと、常識を変えていくこと。
「今までは、このようにしてきたということを正としない」ことです。
そしてドラッカーは、続けて次のように述べています。
イノベーションとは、より優れた、より経済的な財やサービスを
創造することである。
イノベーションは、変化を機会として利用するための手段である。
イノベーションは、変化を機会として利用するための手段なので、
すでに起こっている変化、それを私たちは認識できるかどうか?
変化を見つける力が求められています。
変化が大きく起こっているということは、見方を変えると、
チャンスが増えているということでもあります。
イノベーション能力が問われる変化の時代を楽しむこと。
楽しい世界であり、貢献できるチャンスが増えてきている。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。