【Vol.87】 売上を再び伸ばすためには? ③
顧客や社会が求めている価値と、わが社の卓越性は一致していますか?
悪化しつつある売上を再び伸ばしていくためには、一度立ち止まって、
冷静、かつ客観的に、振り返りをする必要があります。
もし一致していないようであれば、そのギャップを確認し、
それを埋めていく継続的な努力を重ねながら、
わが社の卓越性を追求していかなければいけません。
わが社は、市場においてリーダーシップを握る上で必要とされる
卓越した知識、ノウハウを持っているか?
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
卓越性とは何か?
繰り返し、繰り返し強みを重ねていくことにより出来上がるものであり、
それは、ある意味、差別化が十分なされている状態、
それに勝るものはなく、エクセレントで、最高に素晴らしく、
褒めたたえられるような状態、そんなイメージかもしれません。
わが社の卓越性は何ですか?
もし顧客や社会が求めている価値の方向性と、わが社が提供できる
価値の方向性が、分析した結果、そもそも異なる場合、それは、
「われわれの顧客は誰か?」
という、マーケティング戦略にズレがあり、
「顧客」と「顧客にとっての価値」、
われわれの使命(事業)」にもズレが生じていて、
一貫性がない状態なのかもしれません。
その場合は、マーケティングのやり直しが必要です。