【Vol.88】 売上を再び伸ばすためには? ④
わが社の卓越した知識やノウハウは、わが社の製品やサービスに十分組み込まれているか?
わが社は、その貢献している知識(ノウハウ)に対して、報酬を得ているか?
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
世の中や社会が必要としていて、競合他社にはない、
素晴らしい知識やノウハウを持ち合わせているのに、
自社の製品・サービスを提供することが当たり前になっているがために、
わが社の卓越性に気がついていなかったり、気がついてはいるが、
社会への認知が十分なされていないため、それらを十分活かしきれていなかったり、
あるいは、違う意図があって、その製品・サービスを無償で提供しているなど、
私たちの周りでは、そのようなことが多々おきているかもしれません。
そうすると、その貢献をしている知識(ノウハウ)に対して、
十分な報酬を得ているとは言えない状態になっていると思います。
大切なことは、
・まずは、わが社の強みや卓越性に関して、周りから客観的にフィードバックをもらうこと
・その強みをベースに、卓越性を追求していくこと
・わが社の卓越性を知ってもらうための活動を地道に行うこと
・卓越性があり、付加価値が高い製品・サービスの対価は得ること
どこにも負けない卓越性を持ち合わせているのであれば、
顧客のニーズに合わせること、顧客が求める価値と
わが社の卓越性を一致させていくことは、
難しくはないことであろうと思います。
そうすることにより、販売が不要になり、売り込まなくても選ばれる状態、
おのずから売れるようにすることができるようになります。
顧客と一体化することを目指すこと
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。