【Vol.97】 わが社の製品・サービスが不要になる?!
わが社の製品・サービスの価値は、顧客の生活と仕事において、
どのような役割を果たすのか?
顧客にとって、その役割はどの程度重要なのか?
そして、いかなる状況がわが社の製品・サービスを不要にするのか?
ピーター.F.ドラッカーは、そのように問いかけています。
そして、
現代は乱気流の時代、変化が常態の事態に入った
と言われています。
いかなる状況がわが社の製品・サービスを不要にするのか?
あまり考えたくはないような問いかもしれませんが、
もはや、他人ごとではないのかもしれません。
世の中で起きていることに少し注意を払ってみると、例えば、
・世界の景況
・為替
・公共サービスの廃止(ex. 原子力発電所)
・工場や施設の移転
・コピー製品が出始める
・イノベーション(技術革新)
・法律等の規制
・不良品、欠陥品
・異物混入や商品の偽装
・ブラック企業のレッテルを貼られる etc.
想定外のことも含め、さまざまな外的要因や内的要因がきっかけで、
需要が急減したり、他社の製品・サービスが選ばれるようになったり、
組織の社風や企業文化が要因で社会問題が明るみに出て、
顧客の心象が悪くなり、そっぽを向かれてしまうような、
突然、わが社の製品・サービスが不要になることも
否めない時代になってきています。
・顧客にとっての価値は何か?
・世の中のニーズは何だろうか?
・社会は何を求めているのか?
・まだ満たされていない顧客の欲求は何か?
・強みや卓越性を活かして、何に応えていくのか?
変化が常に起きている時代です。
そのように、繰り返し、繰り返し、考察を深めていくことによって、
今後の商品・サービス開発のヒントにつながっていきます。
そして、このように問いかけをしていくことによって、
わが社の使命(事業)との整合性を照らし合わせていくのです。