【Vol.130】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~経営者にとっての働き方改革推進とは? ⑩~
前回、経営者がマネジメントを学ぶ重要性について
お話をさせて頂きました。
マネジメントは、トップから学ばないといけない。
そうしないと、うまくいかない。
ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。
若い社員やスタッフであっても、中には熱心に学んでいる方もいます。
一方で、忙しいがために、マネジメントを学べていない経営者や
経営幹部の方々もいます。
そうすると、何が起こるかと言うと、学んでいる若手のメンバーが
正しいこと言い、もっともな提案を上げてくるかもしれません。
一方で、学んでいない経営チームは、
「やることをやっていない!」
と、上司が部下を悪く言い、仲が悪くなってしまいます。
だから、トップから順番に学ばないといけません。
社長、自ら一人で学んだ場合は、自分がまず教えてみること。
自ら教えることにより学ぶこと。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
経営者としては、次世代リーダーを育成しないといけない。
そういうニーズが多い背景から、若手の人たちに
学ぶチャンスを与えようと考えがちかもしれませんが、
マネジメントは、トップから学ばないといけません。
自ら学び、トップから順番に教えていくことにより、
学習する組織をつくっていきます。
そのようにして、組織の生産性を高めていくのです。