【Vol.183】 ドラッカーに学ぶ リーダーシップ ~一流のリーダーに共通する働き方~
自分には何ができるかを考える(自分の強みを基盤にする)
一流のリーダーに共通するワークスタイル、
4番目の基本と原則になります。
強みと貢献は、ドラッカーのマネジメントの基本と原則において、
経営の根幹となる重要テーマの1つです。
人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにし、
人が共同で成果をあげられるようにすること。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
なぜ強みを基盤とするのか?
その理由はシンプルです。働く人たちの生産性を高め、
組織的に成果を上げやすくするためです。
そのために、強みを基盤とした組織を整えていくことが、
私たち、マネジメントに携わるリーダーの役割になります。
実際、上記の基本と原則は、経営者の仕事の1つですが、
とても取り組みやすいテーマでもあり、実務レベルにおいて、
現場の一線で活躍されているリーダーの皆さんにとっても、
やろうと思えば、すぐに実行できるテーマです。
お互い助け合って、弱み、苦手なところを補い、
自分の強みを最大に活かして成果を上げていくことにより、
働く人たちのモチベーションも高まります。
楽しく、ワクワクしながら仕事をする、そういう環境が整い、
日々の充実感を感じられるようになってきます。
ミッション経営で方向づけをすると同時に、
エンゲージメントを高めていくことができます。
そして、私たちリーダー自身も、自分の強みを活かして、
自分には何ができるかを考えないといけません。
例えば、トップ自らが中堅のリーダーに対して
リーダーシップやダイバーシティを教え、
人材育成に力を入れている方もいらっしゃいます。
自分には何ができるかを考える(自分の強みを基盤にする)
トップを含め、すべての経営管理者が取り組まないといけない
リーダーシップの基本と原則です。
リーダーの皆さん、自分の強みを基盤にして、
どのような貢献ができますか?