【Vol.182】 ドラッカーに学ぶ リーダーシップ ~一流のリーダーに共通する働き方~
自分がやりたいことからではなく、
なされるべき事柄からスタートする。
一流のリーダーに共通するワークスタイル、
3番目の基本と原則になります。
経営者の立場であるとき、
トップマネジメントチームの一員になったとき、
事業部の責任者として権限を与えられたとき、
自分がやりたいと、ずっと思っていたこと、
興味本位で、チャレンジでやってみたいことなど、
新たな事業へのチャレンジもあれば、
やりたかった新しい商品・サービスを用意し、
準備ができ次第、世の中に出してみる。
そういう自分がやりたいことを始めていくという
中小企業の経営者やリーダーが多いかもしれません。
製品ではなく顧客からスタートせよ。
マーケティングは顧客からスタートする。
顧客の現実、欲求、価値からスタートすること。
ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。
世の中のニーズは何か?
今、社会は何を求めているのか?
それを踏まえたうえで、
なされるべきことは何か?
本来、何がなされるべきなのか?
その問いに答え、PDCAを回していくことが
ドラッカー氏の意図していることであり、
一流のリーダーに共通する働き方、
つまり、リーダーシップにおける、
ドラッカーのマネジメントの基本と原則ということです。
自分がやりたいことからではなく、
なされるべき事柄からスタートする。
私たちは、ついつい、やりたいこと、好きなことから
着手しがちであり、私自身も、失敗経験があります・・・
経営が、経営の軸がぶれてしまい、
ゴールへの道を、遠回りしてしまうのです。
冷静に、客観的に、なされるべき事柄を見つめ、
それを成し遂げていくことが真のリーダーなのかもしれません。